でも、好きでもなかった相手でした。
夏休み前に行われた期末試験のとき3年の女子先輩たちに突然呼び出されました。
この先輩たちはエンコーや万引きなどの噂があり学校内でも評判の不良というかワルくて有名な人たちだったので「えっ!何で…?」と思いました。
トイレで会ったこともないし私のスカートの丈や髪の色とか思い当たることがありません…
ビクビクしながら試験後の放課後、体育館横にあるトイレに向かいました。
すると女の先輩たち以外に男子が数名いたんです。
その人たちも日頃から素行が悪く先生さえも距離を置いている人たちでした。
私や私の周りも全く話したことがないというか関わりたくない3年の男の人たちが4人いたんです。
その中でも問題児ではこの高校の歴代ベスト3に入ると言われている金山という先輩から、
「俺と付き合えよ!」と急に言われたんです!
詳しくは知りませんが噂では親がヤクザで在日系と噂されていて先生達も金山のいろんなことに関して全く注意できない人だったんです。
そんな男から思いもよらない事だったのでビックリして、
「あの…すみません、まだ私、男の人とのそういうこと考えてなくて…」とやんわり断ったつもりでしたが…
「ふん!じゃ夏休み前まで待ってっからな!」
「お前!他に男つくるじゃねぇぞ!」と脅されてしまったんです。
じつはこの頃、私は野球部で同級生の大田クンが好きでした。
明るくて、みんなに優しくて…
朝早くから学校に来てグランドを黙々と走っている姿も最高だったんです。
同じクラスの友達にも、
「大田クンと付き合えたら最高~」なんて冗談めいて打ち明けていました。
そのことを金山にきちんと話せればよかったのですが…
あの場所で打ち明けると何をされるかわからない雰囲気だったし、なにより金山を含め周囲の人たちが恐くて、
「好きな人がいるから…。」とは言えなかったんです。
そして野球の県予選が始まりました。
大田クンはレギュラーではありませんが一年でベンチに入りました。
絶対応援に行きたくてなんとか私が夏休みに入るまで県予選を勝ち抜いてほしいと願っていましたが願いが通じることなく授業中に敗戦を知りました。
夏休みに入り、会えなくなって寂しいなぁ…
そう思っていたら夏休みの補講で一緒に授業受けることになりました。
友達が「なお!チャンスは今!」と押されると友達の横から思い切って、
「部活終わったら一緒に帰って…」とコクったんです!
その日は部活が終わるのを待って駅まで2人で歩き駅のマックで2時間以上話しこんでいました。
「俺のLINE…」と言って私のスマホにふりふりしてもらい、
「よかったらヒマなときLINEして!」と
言われ嬉しくて舞い上がってしまいました。
それから毎朝と夜にLINE…
大田クンの部活が終わる時間に合わせ駅で待ち合わせたり…
でも…
金山は私を放っておいてはくれなかったんです!
夏休みに入ったばかりのある日、深夜の2時というのに電話があったんです!
「いまお前のマンションの下にいるから降りて来い!」と…
もちろん親がいるから出られないと断りましたが、
「じゃぁ出てくるまで部屋をチャイムする!」と脅され仕方なく出て行くしかありません。
寝ている親に見つからないように1階に下りると、金山以外にもその仲間達がいました。
私を見ると「お~っ!なおぉぉお~っ!」大声で騒ぎ始めたので慌てて、
『困ります!やめてください…』と言ったら周囲の仲間に、
「こいつが俺の女。誰も手ぇ出すんじゃねえぞっ!!!」
「もし、こいつにチョッカイだしたら殺すからな~」と勝手に言ってます!
かなりお酒が入って酔ってるんです!
結局この場から帰ってもらうために、
「明日返事をするから!」といって帰ってもらいました。
いままで毎日LINEや電話があってうんざりしていたんですが自宅まで来られるとはっきり断るしかないなぁと思いました。
そんな暗い気持ちを吹き飛ばしていたのが大田クンとのLINEです。
練習は暑くて大変とか他愛のないメールでしたが最高に嬉しっかったんです。
そして部活が終わる時間に合わせ急いでマックに行って部活&進学のことや音楽&テレビの話題…
いろんな話をしていたんです。
そして帰るときは自然に手をつないで私を自宅まで送ってくれたんです。
本当に一生忘れられない楽しい時間だったんですだけど悲劇は突然でした。
その日も部活の後にマックで待ち合わせていると女の先輩から携帯があったんです!
電話に出ようか迷ったんですがしつこかったんで電話に出ると、
「大田のことで話がある!大田も呼んでいるから学校に来い!」と言われ、
(えっ!見つかったの?)目の前が真っ暗になりました!!
言われるまま夕方に学校に行き指定された演劇部の部室に行きました。
文化部の部室は体育館側にありグランドからは見えない場所にあるんです。
その部室前には女の先輩が3人が待っていて私を見ると急いで中に入るように指示されたんです。
そして中に入ると金山が中央にすごい形相で座っていて、その奥に仲間がいて大田クンが全裸で正座させられていたんです!
「きゃぁ~やめてッ!なにしてるのょ!!」
私は突然のショックで泣き叫びました。
「コイツ、おめぇに手ぇ出したからな!」
「だいたいお前、俺と付き合うんじゃなかったのかよ?」
「返事によっちゃあ、コイツもっと酷い目に遭わすぜ!!」
今までなんとか言い訳し逃げていたことを後悔しながら、
「ごめんなさい。私、金山先輩と付き合うことできません…」
「だから、もうやめて…」と泣いて金山にすがりました。
「そうか…じゃあコイツが消えれば付き合えるんだよな!」と言っていきなり大田クンの顔を拳で殴るんです。
倒れた大田クンを今度は蹴ったりする金山を見て私は泣きながら、
『やめて!やめてください!』
「俺の女になるんだよな?」
『なります!なるからもうやめて!』
こんな会話のあと信じられない言葉が…
「じゃあ、証拠だ!ここで全部脱いで裸で正座するんだよ!」
私はあまりにもムチャクチャな指示に少しムッ!としながら、
「そんなことできません…」と抗議しする今度は金山の仲間が大田クンを足で蹴りだすんです!
『ゃあだぁ~やめてぇ!!』
私が止めに入るのを遮り、
「コイツがどうなってもいいんだな!」
そう脅されて私は力が抜けました。
指が震えうまく脱げない私に女の先輩が手際よくシャツとスカート…
そして隠している手を払い下着と靴下まで全部脱がされ無理矢理正座をさせられお互いに奪われたスマホを見られながら2人の関係を問い詰められたんです!
毎日のようにマックで会っていたことや手をつないで送ってくれたこと全部わかってしまいましたが、金山が気になっていたいた私と大田クンにキスさえなかったことに満足したようでいきなり私に近寄ると大田クンやみんなの前でキスをするんです。
もちろん逃げようとしましたが…
顔を掴まれ強引にキスをされました!
そして逃げるように倒れこんで私を女の先輩が押さえ込むと金山はみんなの前で平然と服を脱ぎだしたんです!!!!
訳がわからず恐怖で固まっていた私の体に覆いかぶさってくるといきなり胸を舐められアソコに指を入れようとするんです。
『いやぁあああ』
誰かぁあだれかぁああ』
必死に叫んで逃げていると耳元で、
「大田が野球できなくなる身体にするぞ!」と脅され金山の仲間や女の先輩達…
そして一番見られたくなかった大田クンの前で足を開かされ何度も触られたり舐められたりした後金山のモノが入ってきました!
あまりの痛さと恥ずかしさで…そして悲しい初体験でした。
でも涙が出るだけで身体は固まっていて大きな声が出せませんでした!
金山の荒い息と大田クンのすすり泣く声の中痛がる私なんかお構いなしに、ひたすら突き上げられるように犯されている私…
そして周りの笑い声にスマホのカメラの光…
まるで夢の中の出来事みたいでした。
やがて金山の早い動きに経験のない私でも妊娠の恐怖に怯え、なんとか振り落とそうと暴れましたが声が出ません!
金山の「うぉぉ~」と奇妙な叫び声と同時に身体を抱き寄せられ私は下半身に熱い精液を感じた瞬間取り返しのつかないことをされてしまったとわかり、
『いやだぁ~』
と声にならない声で泣き叫んでいました。
金山は落ち着いたのか、
「わるかったな…痛かったろ…?」
「お前、初めてだったのにな!」
私の髪を撫でながら大田クンにもう二度と私と会わないことを約束させられ私は金山の彼女なることを誓わされたんです。
その日から金山が恐くて付き合うことになると夏休み期間。
ラブホやネットカフェそして金山の知り合いらしき部屋もういろいろな場所でセックスさせられ9月に入った2学期からは学校のトイレや放課後の教室で犯されていました。
金山の周りの男の人や女の先輩は急に優しくなっていましたが、指示通り制服のスカートを異常に短くしたり濃い化粧を命令されたり、あきらかに変化した私にたいし、友人は何も言わず避けるようになったり、先生たちさえも授業中に呼び出され金山に犯されているのを知りながら、私の成績ダウンや風紀も全く注意されなくなりました。
みんなあの金山に関わりたくなかったんです!
そして当然妊娠を経験。
その中絶費用を女の先輩の紹介で数人のオヤジに抱かれました。
そして好きだった大田クンは金山たちの嫌がらせに遭っているようで別の高校に転入してしまいました。
大田クンには私に関わってしまったばかりに酷い目に遭わされ、償っても償いきれない気持ちが今でもあります。
これも全て高校入試のとき公立・私立とも無理して高いレベルを狙って失敗し補欠入学のこの高校に来たことが悔やまれます。